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ロシア連邦のウクライナ侵略に抗議する会長声明
ロシア連邦のウクライナ侵略に抗議する会長声明
2022年2月24日,ロシア連邦はウクライナへの軍事侵攻を開始し,今日までに多くの民間人が死傷したという報道もあります。
今回の侵略行為は,「すべての加盟国は,その国際関係において,武力による威嚇又は武力の行使を,いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも,また,国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。」とする国連憲章第2条第4項に違反しており,国連憲章第51条によって正当化されうる自衛権の行使にも当たりません。ロシア連邦の行為は,国際法に明確に違反するものであり、厳重に抗議します。
戦争は,最大の人権侵害を生み出します。基本的人権の擁護を使命とする弁護士として,また憲法において恒久平和主義を宣言する日本国民として,今回の侵略行為は,断じて認めることはできないものです。
当会は,ロシア連邦に対して,即時に侵略行為を中止・撤兵することを求め,そして,国際社会が協調して,人命を守り,ウクライナの主権を完全に回復するためのあらゆる平和的解決を強く望みます。
2022年(令和4年)3月8日
金沢弁護士会
会長 塩 梅 修