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逮捕・刑事事件Q&A
Q5.弁護士はなぜ悪い人を弁護するのでしょうか(1)
A5.
新聞やテレビなどで犯人が逮捕されたと報道されると、誰しもその人が真犯人だと思うでしょう。
そして、そんな人に弁護人がつくと、「なぜ悪いことをやった人に弁護士がつくのだろう?」と疑問に思う人もいるようです。
しかし、警察や検察も人間ですから、間違った思い込みから罪を犯していない人に疑いを向けてしまうこともあります。たとえその人が多くの人から犯人だと思われていても、本当は間違いであったという場合はあるのです。
無実の罪で刑務所に入れられたり、ましてや死刑になったりすることは、絶対にあってはならないことなのではないでしょうか。
そのようなえん罪を防ぐためにも、犯人として刑罰を科されるには、被告人が裁判所において十分反論の機会を与えられ、証拠に基づいた冷静かつ客観的な裁判がなされることが必要なのです。
ところが、ひとたび犯罪者として疑いを向けられてしまうと、一人で無実を証明することは非常に難しいことです。しかも、刑事裁判における相手は検察官、法律のプロです。
そのようなプロに、逮捕されて自由がきかない被告人、法律的知識に乏しい一個人が対等に太刀打ちできるでしょうか。
とても無理です。
そこで、公平で適正な裁判を受けさせるためには、被告人の立場に立って、被告人を擁護する法律家が必要なのです。
この被告人の立場に立ってその権利・利益を守る役割を担っているのが弁護人に他なりません。